(逮捕)大阪狭山市で前科が付いた わいせつ目的略取罪に強い弁護士

2016-10-08

(逮捕)大阪狭山市で前科が付いた わいせつ目的略取罪に強い弁護士

Aさん(男性・32歳)は、予てから行為を抱いていたV(女性・21歳)を自宅に連れ込み、性行為を行おうと考えました。
Aさんは、大阪狭山市の路上を歩いていたVの傍に車を停め、Vを無理やり車の中に引き入れた後、Aさんの自宅まで連れていきました。
もっとも、Vが隙を見てAさんの自宅から逃げ出したため、AさんがVにわいせつ行為をすることはありませんでした。
後日、Vが大阪府警黒山警察署に被害届を提出したため、Aさんはわいせつ目的略取罪逮捕されてしまいました。
(フィクションです。)

1 わいせつ目的略取罪

刑法225条によれば、わいせつ目的で、人を略取した場合、1年以上10年以下の懲役に処せられます。
刑法225条で定められているのが、わいせつ目的略取罪です。
「略取」は、人を本来の生活環境から不法に離脱させ、自己または第三者の実力的支配下に移すものです。
また、「わいせつ目的」とは、姦淫その他被拐取者(略取・誘拐された者)の性的自由を侵害する目的をいいます。
上記の事例では、性行為をする目的でVを無理やり車の中に引き入れて自宅まで連行したAさんの行為には、わいせつ目的略取罪が成立することになります。

2 身柄解放・不起訴処分に向けた弁護活動

被疑者が逮捕された後、さらに長期の身柄拘束である勾留まで認められると、最大で23日にわたって身柄拘束が続くことになります。
外部との接触が制限された状態での身柄拘束が長期化すると、肉体的・精神的な苦痛や社会生活への支障など、重大な不利益を被ります。
したがって、より早期の段階での釈放を目指すことが適切です。

また、検察官によって起訴され、刑事裁判で有罪判決を受けると、前科が付くことになります。
前科も以後社会生活を送るうえで支障になる可能性があります。
したがって、不起訴処分で事件を終えることができるかも、極めて重要です。

前科や長期間の身柄拘束を阻止するためには、被害者との示談交渉がポイントとなります。
そこで弁護士は、わいせつ目的略取罪が問題となる事件でも被害者との示談交渉を極めて重要視することになります。
示談が成立していることが釈放につながる可能性があります。
また、わいせつ目的略取罪は、被害者の告訴がなければ起訴されない親告罪ですから、示談が被害者による告訴の取り下げにつながれば、起訴されることもありません。
このような示談交渉は、刑事弁護専門の弁護士に依頼するのが適切といえましょう。

家族や友人など大切な方がわいせつ目的略取罪逮捕されてお困りの方は、刑事事件専門のあいち刑事事件総合法律事務所の弁護士までご相談ください。
無料相談のご予約、初回接見のご依頼も24時間365日承っております。
(大阪府警黒山警察署の初回接見費用:3万9900円)