京都府の児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件で逮捕 犯罪と否認の弁護士

2017-01-10

京都府の児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件で逮捕 犯罪と否認の弁護士

京都府亀岡市在住のAさん(40代男性)は、児童ポルノに当たる記録メディア等を販売していたとして、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の児童ポルノ提供の罪で、京都府警亀岡警察署逮捕されました。
Aさんは、警察署での取調べにおいて、「自分は記録メディア内の被写体の年齢を知らなかった」として、当該犯罪の成立を否認しています。
これは、Aさんが事前に相談した刑事事件に強い弁護士のアドバイスを受けての対応です。
(フィクションです)

~児童買春・児童ポルノ禁止法における児童年齢の不知情~

児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件の事案においては、一部の罪につき、「児童の年齢を知らなかった」という事情を主張して罪を逃れることができないとする規定があります。

児童買春周旋(5条)、勧誘(6条)、児童ポルノ提供(7条2項)、製造(7条4項)などの罪を起こしてしまった場合に、「児童の年齢を知らなかった」ことを理由として処罰を逃れることはできません。
ただしこの場合でも、例えば「被害者が18歳以上であることを誰もが確信する事情があった」などといった、被疑者・被告人に過失がない事情があれば、犯罪は成立しません。
他方で、(単純)児童買春や、児童ポルノ(単純)所持については、9条(年齢知情に関する条文)に規定がありませんので、「児童の年齢を知らなかった」ことによる犯罪不成立の可能性があります。
なお、「児童の年齢を知らなかった」ことにより、児童買春等の罪が成立しない場合であっても、各都道府県の制定する青少年保護育成条例違反(淫行条例違反)が成立する可能性があるため、注意が必要です。

児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件で刑事弁護の依頼を受けた弁護士は、このような事情を客観的な証拠をもとに主張していくことにより、不起訴処分や無罪判決の獲得を目指します。
取調べ対応についてもアドバイスすることができます。
上記のAさんのように否認するにしても、どのような理由で否認するかは、検討の余地があるでしょう。
これから取調べを受ける予定という方は、ぜひ刑事事件に強い弁護士にご相談ください。
京都府亀岡市の児童買春・児童ポルノ禁止法違反事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている、あいち刑事事件総合法律事務所の評判のいい弁護士にご相談ください。
(京都府警亀岡警察署の初回接見費用:3万8800円)