京都の性犯罪事件で逮捕 厳罰化と戦う弁護士

2016-11-07

京都の性犯罪事件で逮捕 厳罰化と戦う弁護士

Aさんは、強姦罪を犯し京都府警中京警察署逮捕されました。
その手口は、被害者が帰宅した直後に部屋に押し入り、強引に性行為に及ぶというものでした。
(フィクションです)

~強姦罪と厳罰化~

強姦罪などの性犯罪厳罰化が進められています。
2014年頃から始まったこの議論ですが、2016年9月に法制審議会から法相に答申されました。
これによると、例えば、強姦罪の法定刑は、懲役3年以上から懲役5年以上に改正されるようです。
懲役3年か、懲役5年かの差は、期間が2年違うというだけでなく、執行猶予がつけられるか否かの差も生じさせます。
強姦罪は、被害者が受ける身体的・精神的ダメージも相当に大きいものです。
ですから、被害者感情を重んじれば、それが厳罰化されるという議論の流れも当然と言えます。

しかし、再犯を防ぎ新たな被害者を出さないようにするという意味では、厳罰化が必ずしもいいものとは言いきれません。
刑務所に入れば、その間、再犯を防ぐカウンセリングや治療を受けられなくなってしまうからです。
性犯罪は、再犯が多いという避けがたい問題をはらんでいます。
この問題を解決しない限り、被害者をなくすことはできないでしょう。
近年の刑事司法においては、このような視点を持つことも重要なようです。

あいち刑事事件総合法律事務所は、強姦罪などの性犯罪事件に詳しい弁護士がいる法律事務所です。
厳罰化は、ある意味で一方的なものの見方とも言えます。
弊所では、依頼者の方が抱えている事情を精査し、不当に重い刑事処分が下されないよう全力を尽くしています。
弁護士をお探しの方は、お気軽にお電話ください(0120‐631‐881)。
(京都府警中京警察署の初回接見費用:3万4800円)