岐阜県警関警察署が逮捕 性犯罪と懲役刑に詳しい弁護士

2016-11-06

岐阜県警関警察署が逮捕 性犯罪と懲役刑に詳しい弁護士

Aさんは、小学生の女児を狙った強制わいせつ事件を3件起こしたとして、岐阜県警関警察署逮捕されました。
Aさんと接見した弁護士が調べたところ、Aさんには、同様の性犯罪に関する前科がありました。
そして、上記の強制わいせつ事件を起こしたのも、出所からわずか3カ月後のことでした。
(フィクションです)

~性犯罪事件に対する懲役刑の効果~

古いデータになってしまいますが、平成18年度の犯罪白書に興味深いデータがあります。
それは、性犯罪を犯したとして刑務所に入った元受刑者の再犯率を示したデータです。
それによると、小児を狙ったわいせつ事件を起こして服役した受刑者の性犯罪再犯率は、20%を超えています。
また、その他の犯罪に関する再犯率を見ても、25パーセントを超える高い再犯率を記録しています。

さらに、小児を対象としていないわいせつ事件を起こして服役した元受刑者の再犯率を見ても、同様に高い再犯率であることがわかります。
小児を対象としないわいせつ事件を起こして服役した者は、その20%近くが性犯罪の再犯を犯しています。
そして、性犯罪以外の犯罪についての再犯率は、40%程度あります。

いずれも非常に恐ろしいデータです。
犯罪を犯し、懲役刑などの罰を受けたにもかかわらず、また以前と同じように犯罪に手を染める人が非常に多いのです。
また、このデータは、懲役刑などを科すことが必ずしも真の事件解決にはつながらないということを示唆していると思います。
懲役刑を科せば、被告人を罰したことにはなるでしょう。
しかし、性犯罪を犯した被告人を刑務所に閉じ込めても、出所すればまた同じように犯罪を犯してしまうのです。
つまり、悲劇は何度も繰り返されてしまうのです。
性犯罪を犯したという被告人に対して、懲役刑を科すことだけが然るべき処分なのか、検討の余地があるのではないでしょうか。

あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所として、日々多くの弁護活動にあたっています。
真の事件解決に向けて、弊所の弁護士が持てる能力や豊富な知識をいかんなく発揮しています。
強制わいせつ事件をはじめ、性犯罪で弁護士をお探しの方は、ぜひお電話ください(0120‐631‐881)。
(岐阜県警関警察署の初回接見費用:4万3400円)