愛知県犬山市の児童ポルノ事件で逮捕 情状弁護で減刑を求める弁護士
愛知県犬山市の児童ポルノ事件で逮捕 情状弁護で減刑を求める弁護士
愛知県犬山市の保育園に勤務する男性保育士であるAさんは、自身が勤める保育園で「身体測定をするから服を脱いで。」と園児たちに言い、その様子をデジタルカメラで撮影しました。
愛知県犬山警察署に、児童ポルノ禁止法違反の容疑で逮捕されたAさんは、その後起訴され、懲役3年を求刑されました。
(平成24年10月11日富山地方裁判所の判決をもとに作成しています。)
~情状弁護による減刑~
上記の事例の元になった事件を詳しく見てみましょう。
この事件で、被告人の児童ポルノ製造等の犯行は、保育士という立場を利用して行われた、まだ十分な判断能力のない園児たちの信頼に付け込んで児童ポルノを製造する等した卑劣な行為であり、犯行の動機も酌量の余地のないもので、園児たちの今後の心身の成長に大きく悪影響を及ぼすとされました。
また、園児たちの保護者が被告人に対して厳重な処罰を求めることは当然であり、保育園の信頼や保育士という職業に対する信頼を落としたという評価もされました。
一方で、被告人の弁護人は、以下のような主張を行いました。
・被告人は基本的に犯行を認めており、反省の態度を示している
・被告人には前科前歴がない
・被告人は保育園を解雇され、一定の社会的制裁をうけている
・被告人の母が、被告人の社会復帰後の指導・監督を誓っている
これらの事情が考慮され、結果的に、求刑よりも減刑された、懲役2年4か月の判決が言い渡されました。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件専門の弁護士が、依頼者の方のために活動しています。
上記のように、主張すべき事情をしっかりと主張することで、減刑してもらえる可能性もあります。
まずは、弁護士に相談してみましょう。
(愛知県犬山警察署までの初回接見費用:3万8100円)