【事例解説】バイト先の女性に対する不同意性行の容疑で男を逮捕(後編)

2024-07-25

バイト先の女性に対する不同意性行等罪の容疑で男が逮捕された事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。

タクシー

・事件概要

三重県津警察署は、三重県内の大学に通う男子大学生Aを不同意性交等罪の疑い逮捕した。
Aは、バイト先のスタッフで行った飲み会で酔っ払ったVを、V宅まで送ると言って一緒にタクシーに乗った後自宅に連れ込んで同意なく性行為をした疑いが持たれている。
翌朝A宅を出たVが津警察署に同意なくAから性行為をされたとして被害届を提出したため、Aは逮捕された。
(フィクションです)

・できるだけ早く弁護士に相談を

お酒を飲んだからといって、必ず性行について同意しない意思を形成、表明、全うすることが困難となるわけではないですから、性交の前にお酒を飲んでいたことが直ちに不同意性交等罪の成立に結びつくわけではありません。
ただし、有効な同意ができない状態だったかどうか事後的に判断するのは非常に困難であり、本件Vのように被害者が酔って同意できなかったと言っている場合、相手方が性行為について同意していたことを証明することは非常に難しいです。
そこで、不同意性交等罪の嫌疑をかけられた場合には、性犯罪やわいせつ事件に強い弁護士に相談することをおすすめします。

仮に、同意なく性行為に及んだ可能性がある場合には、被害者と示談を成立させることが非常に重要となります。
というのは、検察官が起訴するとなった場合には、被害者に精神的負担が生じる可能性もありため、被害者との間で示談が成立して当事者間で問題が解決しているのであれば、検察官はあえて起訴せずに不起訴処分することも多いからです。

無理やり性行を強要された被害者からすれば、加害者と連絡を取ることは苦痛であり、2度と話したくないと思っている可能性がありますから、加害者自ら示談交渉をしようとしても拒絶される可能性があります
そこで、示談交渉は弁護士に一任されることをおすすめします。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務です。
不同意性行等罪を含む性犯罪・わいせつ事件の示談交渉を数多く成立させてきた弊所の弁護士が被害者側と示談交渉を行うことで、不起訴処分や刑の減軽を得られる可能性があります。
できるだけ早い段階で一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所にご相談ください。
逮捕された方への弁護士の派遣、無料法律相談のご予約は0120ー631ー881にて受け付けております。