東京都国立市の性犯罪事件で逮捕 強姦致傷罪に強い弁護士
東京都国立市の性犯罪事件で逮捕 強姦致傷罪に強い弁護士
東京都国立市在住のAさんは、Vさんを強姦してしまいました。
VさんをAの車の中へ引き込んで、数キロ先まで車で走った後、で車内で強姦をするという手口でした。
Vさんは車内に引き込まれる際に、抵抗して全治10日間の怪我を負ってしまいました。
後日、Aさんは強姦致傷罪の容疑で警視庁立川警察署に逮捕されてしまいました。
(フィクションです)
~強姦罪の始まりはどこ?~
今回、上記の例のAさんに強姦罪が成立するのは明らかでしょう。
では、強姦致傷罪まで成立し得るのでしょうか。
強姦致傷罪は強姦行為によって怪我を負った場合に成立する犯罪です。
強姦行為そのものだけでなく、手段としての暴行行為から怪我をした場合でも強姦致傷罪になります。
今回の場合はどうでしょうか。
Vさんは車中に引き込まれる際に怪我をしていますが、実際に強姦行為をしたのは車で数キロ走った先です。
そのような場合でも強姦致傷罪になり得るのでしょうか。
まだ強姦は始まっていない=強姦罪の実行に着手していないのであれば、車内への引き込み行為は強姦の手段としての暴行行為ではないといえます。
そうなると、強姦致傷罪にはならない可能性もあるのです。
しかし、最高裁は、車内への引き込み行為の時点で強姦に至る客観的危険があるとして、同様の事件で強姦致傷罪の成立を認めました(昭和45年7月28日決定)。
この決定を考えれば、今回のAさんにも強姦致傷罪が成立する可能性があります。
しかし、この判断もケースバイケースですから、専門家である弁護士に相談してみることがよいでしょう。
弁護士法人あいち検事事件総合法律事務所は性犯罪事件、刑事事件専門の法律事務所です。
刑事事件を専門に取り扱う弁護士が、判例等の知識や経験をいかして、依頼者のために誠心誠意活動いたします。
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