滋賀県の準強姦罪で逮捕 否認を貫き、準強制わいせつ罪にする弁護士

2016-12-17

滋賀県の準強姦罪で逮捕 否認を貫き、準強制わいせつ罪にする弁護士

Aさん(30代男性)は、大津市内の暗い路上にて酔って寝ていたVさん(20代女性)の胸を直接、触りました。
その後、Aさんは、準強姦罪の容疑で滋賀県警本部に逮捕されました。
Aさんは「絶対に姦淫していない」と否認しています。
Aさんの母は、法律事務所の刑事事件を専門に扱っている弁護士のもとへ相談に行きました。
(このお話はフィクションです。)

《準強制わいせつ罪か、準強姦罪か》

被害者の方がお酒に酔っている等、被害者の心神喪失若しくは抗拒不能に乗じ、わいせつな行為をした場合には準強制わいせつ罪が成立します。
同様の状態で、姦淫した場合には準強姦罪が成立します。
法定刑については、準強制わいせつ罪の場合は6月以上10年以下の懲役、準強姦罪の場合は3年以上の有期懲役です。

本事例でAさん自身が主張している行為(胸を直接触る)については、準強制わいせつ罪にあたると言えます。
しかし、滋賀県警本部での取調べで、Aさんは「酔ったVさんを姦淫しただろう」と言われてしまったらどうしましょうか。
そのようなとき、Aさんは自己の意思に反して供述をする必要はありません(黙秘権)。
法律上、しっかりと否認する、あるいは質問に答えないということが権利として認められています。

なお、警察官は、調書をAさんに読み聞かせ、誤りがあるとAさんが主張した場合には、増減変更申立を行う必要があります(増減変更申立権)
しかし、警察官は捜査のプロで、法律知識が乏しいAさんが否認を貫き、自己を守ることができるとは限りません。
そのようなときのために、Aさんには弁護人を選任する権利が保障されています。(弁護人選任権)
弁護士は、逮捕されているAさんのもとに、すぐに接見に向かい、取調べ対応のアドバイス等を行ないます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件専門の弁護士が接見サービスや無料法律相談等の様々な活動を行います。
滋賀県大津市の準強姦事件逮捕されてしまいお困りの方は、否認する際のアドバイスもできる弊所の弁護士までご相談ください。
(滋賀県警本部までの初回接見費用:3万6500円)