関市の監護者性交等事件で逮捕 不起訴を目指すなら刑事専門弁護士

2018-01-04

関市の監護者性交等事件で逮捕 不起訴を目指すなら刑事専門弁護士

Aは、岐阜県関市で同居していた女性Bの娘V(17歳)に対し、Vが18歳未満であることを知りながら、みだらな行為をした。
岐阜県関警察署は、Aを監護者性交等罪の疑いにより逮捕した。
その後、釈放されたAは、不起訴を得たいことから、刑事事件専門の弁護士に相談した。
(12/11の産経ニュースをもとにしたフィクションです。)

~監護者性交等罪~

本件Aは、「監護者性交等罪」で逮捕されていますが、これは耳慣れない罪名かもしれません。
監護者性交等罪は、2017年の刑法改正によって新設された罪です。
刑法179条では、1項で「18歳未満の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じて、わいせつな行為をする」と定め、 2項で「わいせつな行為」に代えて「性交・肛門性交・口腔性交をする」と定めています。
1項が「監護者わいせつ罪」、2項が「監護者性交等罪」と、いずれも改正により新設されたものです。

監護者性交等罪は、一般に18歳未満の者は精神的に未熟であり、かつ、その日常生活は監護者に精神的経済的に依存しており、そのような依存関係にある監護者の影響力がある状況下で性交等が行われた場合、その意思決定は自由な意思決定ということはできず、強姦(強制性交等)などと同様の悪質性があることから立法されたものです。
監護者性交等罪にいう「現に監護する者」とは、法律上の監護権に限らず、事実上監督・保護する者であれば足りるとされており、本件Aはこれにあたります。
そして、Aは監護する立場を利用していると判断されたことから、「その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じて」に当たり、みだらな行為つまり「性交」をしているとされ、「監護者性交等罪」により逮捕されているのです。

さて、本件Aは、不起訴になることを求めています。
2017年改正は監護者性交等罪などを新設すると同時に、性犯罪規定の非親告罪化も定めました。
このことにより不起訴を得るには、より刑事事件の最先端の知識が要求されることになったといえます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所です。
弊所は刑事事件を専門にした弁護士が揃っており、監護者性交等罪のような新設された罪にも即時に対応可能です。
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岐阜県関警察署の初回接見費用:4万3,400円