性犯罪事件で現行犯逮捕 京都府に法律事務所のある弁護士
性犯罪事件で現行犯逮捕 京都府に法律事務所のある弁護士
Aさんは、京阪京津線四宮駅でわいせつな行為をしたとして近くにいた会社員に取り押さえられそうになりました。
わいせつな行為をしたことは事実でした。
しかし、全く関係のない人が、何の権限で自分を取り押さえるのかと思うと、腹が立ってしまいました。
そして、気が付けば、その会社員の顔を右手で殴打して口の中を切るケガを負わせ、その場から立ち去っていました。
後日、いつものように四宮駅を降りて会社に向かおうした際に声をかけてきたのは、京都府警山科警察署の警察官2人でした。
(フィクションです)
~犯罪の上に犯罪を重ねてしまうケース~
「性犯罪事件で現行犯逮捕された」というようなケースでは、一般の方が犯人を逮捕することもあり得ます。
これは、私人逮捕と呼ばれ、法律上認められています。
ですから、上記のAさんのケースで言えば、Aさんを取り押さえようとした会社員は、何の権限もないわけではないのです。
駅でわいせつな行為をしたというのであれば、会社員が適法に犯人を現行犯逮捕することができます。
それに対して問題があるのは、Aさんのとった行動です。
腹を立てて、Aさんを殴打してしまいました。
その結果、会社員の方はケガをしてしまいましたから、傷害罪が成立すると考えられます。
警察官に取り押さえられる場合は抵抗しないが、一般人が相手だったために抵抗してしまったというケースは、度々見られます。
これは、私人逮捕が法律上認められていることを知らなかったがために起こってしまう悲劇のようです。
私人逮捕しようとした一般の方に暴行を働けば、その行為についても犯罪が成立してしまいます。
痴漢事件であれば、痴漢行為についての迷惑防止条例違反の他、暴行罪あるいは傷害罪が成立するものと考えられます。
あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件を専門とする法律事務所です。
弊所の弁護士であれば、痴漢事件に関する対応はもちろん、暴行罪や傷害罪に関する弁護活動もすべて対応できます。
性犯罪事件に強い弁護士が所属する法律事務所をお探しの方は、ぜひ弊所までお電話ください(0120-631-881)。
(京都府警山科警察署の初回接見費用:3万6900円)