大阪市天王寺区で逮捕されたら弁護人を選任 強姦致傷罪では処罰感情

2016-09-28

大阪市天王寺区で逮捕されたら弁護人を選任 強姦致傷罪では処罰感情

Aさんはある日、大阪市天王寺区にあるBさん宅に侵入し、姦淫に及ぼうと考えました。
計画を思い立ってから、2日後、Aさんは計画を実行に移しましたが、あえなく失敗しました。
AさんがBさん宅に侵入した際、Bさんの彼氏CさんがBさん宅に来たため、Aさんは姦淫行為を遂げることなく、逃走しました。
しかしBさんは、Aさんから加えられた暴行により全治1週間の傷害を負いました。
後日、Aさんは大阪府警天王寺警察署の警察官に逮捕されました。
(この事例はフィクションです。)

Aさんにはいかなる罪が成立するでしょうか。
Aさんは姦淫行為を遂げませんでした。
しかし、Aさんは姦淫行為に及ぶためにBさんに対して加えた暴行によりBさんに全治1週間の傷害を負わせています。
姦淫行為をしていないのだから、「強姦犯」ではないのではないか、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
すると、Aさんは、Bさんにケガを負わせただけだから、傷害罪が成立するにすぎないということになるのでしょうか。

ここで実際の法律を読んでみましょう。
刑法第181条第2項は、
「第177条〔強姦〕若しくは第178条第2項〔準強姦〕の罪又はこれらの罪の未遂罪を犯し、よって女子を死傷させた者は、無期又は5年以上の懲役に処する」
とされています。

Aさんは、姦淫行為を遂げていません。
しかし、暴行を加え、姦淫行為の手前まで行なっていれば、姦淫行為をしていなくても、強姦未遂罪が成立するものと考えられます。
そこで、Aさんは、Bさんに対する姦淫行為を遂げていなくても、刑法第181条第2項のうち「これらの罪の未遂罪を犯し、よって女子を死傷させた者」にはあたります。
結論としては、強姦致傷罪が成立するということになります。

強姦致傷事件は被害者の処罰感情なども検察官の処分に影響します。
Aさんの弁護人としては、被害者の処罰感情が少しでも和らぐよう慎重に、被害者と示談を行ないます。
弁護人を間に挟むことで円滑かつ迅速に示談交渉を行うことができます。
あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の弁護士事務所ですから、被害者の処罰感情を和らげるノウハウも豊富です。
大阪市天王寺区で強姦致傷罪逮捕された事件では、あいち刑事事件総合法律事務所までお問合せください。
(大阪府警天王寺警察署での初回接見費用 3万5800円)