岐阜県可児市の刑事事件 強姦致傷事件の示談交渉で告訴阻止の弁護士

2017-03-14

岐阜県可児市の刑事事件 強姦致傷事件の示談交渉で告訴阻止の弁護士

岐阜県可児市在住のAさんは、「本番禁止」のデリバリーヘルスを利用した際に、女性のVさんが拒む様子もなかったので、挿入行為をするに至りました。
行為が終わった後、Vさんは店に電話し、「無理矢理挿入された」と話しだしました。
Aさんは怖くなり、Vさんを突き飛ばして壁にぶつけ、逃げるようにホテルを出ました。
翌日店から、「お前がしたのは禁止行為だ。罰金を払わないと岐阜県可児警察署に届け出る。」との電話が入りました。
(この話はフィクションです。)

~強姦致傷罪について~

強姦致死傷とは、強姦の罪またはその罪の未遂の罪を犯し、よって女子を死傷させることであり、強姦致死傷を犯した者は無期又は5年以上の懲役に処せられます(刑法第181条2項)。
死傷結果の原因となる行為については、挿入行為のみならず、その手段としての暴行・脅迫行為や、挿入に随伴する行為も含まれます。
挿入に随伴する行為といえるか否かは、時間的・場所的な接着性などで判断します。
例えば、強姦目的で暴行を加えたところ、被害者が救いを求めて2階から飛び降り負傷した場合も、強姦致傷罪が成立します。
本件では、挿入行為のすぐ後に、強姦被害者であるVさんをつきとばしているので、強姦致傷罪が成立する可能性があります。

~捜査機関の捜査の端緒について~

捜査機関が犯罪の捜査をするためのきっかけを捜査の端緒と呼ばれます。
捜査の端緒には、捜査機関によるものと捜査機関以外によるものに分かれます。
捜査機関による捜査の端緒には、職務質問や所持品検査、検問などが挙げられ、他方、それ以外の捜査の端緒には、告訴・告発や、自首被害届などがあります。

今回の事例でいえば、Aさんは、Vさんより、被害届の提出をされたり、告訴をされたりする可能性があります。
告訴には、犯人の訴追処罰を求める意思表示が含まれるのに対し、被害届にはそれが含まれず、犯罪被害の申告のみにとどまります。

今回であれば、Vさんが告訴を提出しないように示談交渉を行うことが有効な手段の1つといえるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所では、刑事事件を専門とした弁護士が、被害者の方との示談交渉も承ります。
弊所では、初回は無料の法律相談を行っておりますので、まずは、弊所のフリーダイヤル(0120-631-881)までお問い合わせください。
岐阜県可児警察署までの初回接見費用:4万1700円