福岡県北九州市の強制わいせつ・淫行事件で逮捕は…性犯罪に強い弁護士へ

2017-07-20

福岡県北九州市の強制わいせつ・淫行事件で逮捕は…性犯罪に強い弁護士へ

福岡県北九州市に住むAくん(21歳)は、ネットで知り合った、北九州市内に住むというVさん(15歳)と意気投合し、直接会うことにしました。
Aくんは、Vさんから18歳の高校生だと聞いており、それを信じ、Vさんに自己の陰部を舐めさせる等のわいせつ行為をしてしまいました。
Vさんが、Aさんとの行為を友人へLINEしたことから事件が発覚し、Aさんは、福岡県小倉南警察署の警察官に強制わいせつ罪福岡県青少年健全育成条例違反の容疑で逮捕されました。
(フィクションです)

~強制わいせつと淫行事件~

既婚者を除く18歳未満の男女と、淫行、みだらな性行為や、わいせつな行為等を行った事件は、いわゆる淫行事件と言われます。
淫行は、各都道府県の青少年保護育成条例違反の罪にあたり、福岡県の場合であれば、福岡県青少年健全育成条例違反の罪となります。

どのような行為が淫行にあたるかについては、最高裁判所の判例では、「青少年を誘惑し、威迫し、欺罔し又は困惑させる等その心身の未成熟に乗じた不当な手段により行う性交又は性交類似行為のほか、青少年を単に自己の性的欲望を満足させるための対象として扱つているとしか認められないような性交又は性交類似行為」が淫行にあたると示しています。

強制わいせつ罪については、最高裁判所が昭和45年に「自分の性欲を刺激させたり、満足させたりする意図がなければ成立しない」と判断していました。

最高裁判所はこの6月、わいせつな行為をしても性欲を満たす意図がなかった場合に、強制わいせつ罪が成立するかどうかが争われた刑事裁判を、15人の裁判官全員で構成する大法廷で審理することを決めました。
大法廷で審理が行われるということは、強制わいせつ罪に対する最高裁判所の判例が見直される可能性があるということです。
つまり、性的意図がなくても、客観的にわいせつな行為をすれば強制わいせつ罪の罪に問われることになるかもしれない、ということです。

強制わいせつ事件淫行事件は、本人の認識や意図など、内心面も大きく関わる事件ですから、強制わいせつ事件・淫行事件でお困りの方は、まず刑事事件に詳しい弁護士に相談されることをお勧めいたします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、365日24時間、相談予約を受け付けている刑事事件専門の法律事務所です。
もちろん、強制わいせつ事件・淫行事件の経験も豊富です。
性犯罪に強い弁護士に相談し、不安・疑問の解消に一歩踏み出してみませんか。
福岡県小倉南警察署 初回接見費用 40,240円