路駐した車内で性行為 公然わいせつ罪で逮捕されたら刑事弁護士に相談

2018-04-02

路駐した車内で性行為 公然わいせつ罪で逮捕されたら刑事弁護士に相談

Aさんとその交際相手は、夜人通りの少ない大阪府池田市の道の路肩に車を止め、車内で性行為をしていた。
そこを通りかかったVさんが大阪府池田警察署に通報し、駆け付けた警察官によってAさんたちは公然わいせつ罪の容疑で現行犯逮捕された。
しかし、他の人に性行為を見せるつもりもなかったAさんは納得がいかず、家族を通して刑事事件に強い弁護士に初回接見を依頼した。
(このストーリーはフィクションです)

~公然わいせつ罪にあたるケース~

公然わいせつ罪については、刑法第174条において、「公然とわいせつな行為をした者は、6ヶ月以下の懲役若しくは30万円以下の罰金又は拘留若しくは科料に処する」と規定されています。
今回のケースにおいて、Aさんたちが性行為をおこなっていたのは車内であり、人に見せびらかすつもりもなかったため、「公然と」という要件に合致しないようにも思えます。

「公然」とは、不特定または多数人が認識できる状態をいうとされています。
つまり、わいせつな行為を認識(見聞き)した相手が不特定であれば少数人でもよく、認識した相手が多数であれば特定人に対して向けられた行為であっても公然わいせつ罪にあたる可能性があります。
また、現実にわいせつ行為を認識した人がいなかったとしても、不特定または多数人がわいせつな行為を認識する可能性があったならば、公然わいせつ罪に問われることもあります。
そのため、例えばマンションのエントランスで全裸になった場合、実際にその姿を認識した人がいなかったとしても、防犯カメラにその姿が映っていれば、それを元に公然わいせつ罪に問われることも考えられます。

今回のケースでは、夜間の人通りの少ない道に駐車した車内であったとしても、Vさんが発見したように不特定の人がAさんたちのわいせつな行為を認識する可能性がある状態だったといえるため、公然わいせつ罪に問われる可能性があります。

公然わいせつ罪は性犯罪の中では比較的量刑が軽い方ですが、逮捕・勾留され身柄拘束が長期に及ぶようなことがあれば、会社や学校に事件のことが伝わるリスクも高まります。
もし、会社や学校等に事件のことが広がってしまうと、今まで通り働くことが難しくなったり、場合によっては会社や学校から処分を受けたりすることも考えられます。。
そういったリスクを下げるためにも、公然わいせつ罪といった刑事事件では少しでも早く弁護士に相談することをお勧めします。
公然わいせつ罪でお困りの方、またはそのご家族の方は、刑事事件に強い弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士にご相談ください。
大阪府池田警察署初回接見費用 37,300円