SNSで児童買春を行ったことで取調べ(後半)
今回は、SNSで知り会った未青年と性行為を行った事で警察からの取調べを受けることになった事例について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所が解説します。
事例
名古屋市内に住むAさんは、SNSで女性Vさんと連絡を取り合いました。
当初、AさんはVさんが未成年とは知らずに連絡を取って実際に会うことなりました。
実際にAさんがVさんと会ってみると、見た目から未成年だと分かり、Vさんに本当の年齢を聞いたところ、16歳だと分かりました。
AさんはVさんが未成年だと分かった上で3万円を対価に性交渉を行いました。
その後、Vさんの両親がAさんとの関係に気が付いたため、警察に被害申告を行い、Aさんは取調べを受けることになりました。
(事例はフィクションです。)
逮捕される可能性
児童買春で逮捕される可能性はあると言えるでしょう。
児童売春を行っている児童が自ら警察に被害を申し出ることは少ないかと思われます。
事件が発覚する場合としては、児童の親や学校の教師から発覚することが多い傾向にあると思われます。
児童買春行為が発覚した結果、警察に相談や被害届が提出されることで被疑者として捜査され逮捕に至ることがあるかもしれません。
児童買春で逮捕されれば
児童買春は、被害者の児童がいる事件の為、被害者(親権者)と示談が可能です。
被害者との示談が成立することで、裁判の結果、有罪となった場合でも減軽となる可能性もあるかもしれません。
また、逮捕されたとしても、早期の身柄釈放につながる可能性もあります。
ですが一度でも逮捕されてしまえば、当事者自らが被害者側と示談をすることは難しいと言えるでしょう。
しかし、被害者側と示談をするためには弁護士のサポートが必要不可欠です。
逮捕される前に弁護士に相談できるのであれば、早期に相談・依頼をしておくことが上真しいと思われます。
被害者側とスムーズな示談を行うために、まずは信頼できる弁護士を探して相談すべきだと言えるでしょう。
また、逮捕されてしまうと、逮捕されてから最大で23日間の身体拘束を受けてしまう可能性があります。
そうなってしまうと、仕事や学校に通えなくなり、場合によって退職や退学処分となる不利益となってしまうことにも繋がるかもしれません。
さらに、実名報道されてしまうかもしれません。
実名報道されてしまうと、今後の就職活動に悪影響なってしまうため避けなければならないと思われます。
早期に弁護士に相談を
このように一度でも逮捕されてしまうとかなりの不利益となってしまうおそれがあるのです。
不利益を最小限に押さえるために、逮捕されないように行動をすることが大切です。
児童買春行為を行ってしえば、まずは刑事事件に強い弁護士を探して相談・依頼を行いましょう。
弁護士への相談は、早ければ早いだけいいとされており、事件の初期段階での相談であれば取れる選択肢も多いと思われます。
もちろん、相談が遅れてしまったとしても、まずは法律の専門家である弁護士に相談することが大切です。
より良い解決方法を見つけていきましょう。