和歌山の迷惑防止条例違反事件で逮捕 弁護士に刑罰を教えてもらう

2016-12-07

和歌山の迷惑防止条例違反事件で逮捕 弁護士に刑罰を教えてもらう

Aさんは、電車内で痴漢事件を起こしたとして和歌山県警有田警察署逮捕されました。
和歌山県では、電車内での痴漢行為につき迷惑防止条例違反が成立すると判断される可能性が高いです。
Aさんは、このままでは、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられてしまいます。
(フィクションです)

~迷惑防止条例違反事件を繰り返してしまう~

上記のように電車内で痴漢事件を起こしてしまった場合は、迷惑防止条例違反の罪に問われる可能性が高いです。
その場合、和歌山県で発生した迷惑防止条例違反事件であれば、6か月以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられることとなります。
もっとも、行為態様によっては、強制わいせつ罪が成立すると判断されることもあります。
その場合は、6カ月以上10年以下の懲役に処せられます。
強制わいせつ罪では、罰金刑の可能性が無くなってしまいますので、注意が必要です。

さて、迷惑防止条例違反事件にあたる痴漢行為をしてしまった場合、初犯であれば有罪判決を受けても罰金刑で済む可能性が高いです。
しかしながら、平成27年の犯罪白書の中では、痴漢犯の再犯率の高さ、そして短期間のうちに再犯に及ぶ傾向が指摘されています。
実際、痴漢行為をし、複数回の罰金処分や執行猶予判決を受けているにもかかわらず痴漢行為を繰り返し、懲役刑の実刑に処せられた人も多いようです。
一般的に性犯罪事件の再犯率は高いと言われますが、中でも痴漢事件の再犯については、特に注意が必要です。

刑罰の一つとして「罰金」と聞くと、それほど重く受け止められない方も多くいらっしゃいます。
しかし、罰金も刑罰の一つです。
罰金処分を受ければ、前科が付きます。
そして、前科がありながらさらに罪を犯したとなれば、罰金で済まず、懲役刑に処せられるケースがあることは、上記の通りです。

迷惑防止条例違反事件は、比較的軽い刑罰が定められた犯罪類型であるとして、軽く見られがちです。
ですが、その社会的影響は大きく、逮捕されると仕事を失ったり家庭を失ったり、取り返しのつかない状況に陥る可能性も否定できません。
あいち刑事事件総合法律事務所は、素早い初期対応で状況の悪化を防ぐよう尽力しています。
痴漢事件で弁護士をお探しの方は、ぜひ弊所までお電話ください(0120‐631‐881)。
(和歌山県警有田警察署の初回接見費用:12万6500円)