東京都多摩市の監護者性交等事件で逮捕には…刑事事件専門の弁護士

2017-09-18

東京都多摩市の監護者性交等事件で逮捕には…刑事事件専門の弁護士

東京都多摩市在住のVさん(17歳)は、叔父であるAさんとその妻Bさんとともに暮らしていました。
ある日Aさんは、Vさんにフェラをさせようとしたところ、Aさんの妻Bさんに見つかり、その場で通報され、警視庁多摩中央警察署の警察官に、監護者口腔性交未遂罪の容疑で逮捕されてしまいました。
Aさんは、Vさんが高校生になったころから同居していましたが、時折Vさんの陰部を触る等のわいせつな行為をしていました。
(この話はフィクションです)

~監護者性交等事件~

18歳未満の者に対し、その者を現に監護する者であることによる影響力があることに乗じてする性交等には監護者性交等罪が成立します(刑法179条)。
「監護者等」とは親など監護・保護する立場の人をいい、家庭内の性的虐待などを念頭にしており、教師はこれにあたらないとされています。
親などがその影響力を利用する行為について犯罪が成立しますが、暴力や脅迫を使用する必要はなく、立場を利用して性交等を行うだけで監護者性交等罪が成立します。
日頃からわいせつな行為をしていたからといって罪が成立しないといったことはなく、監護者としての影響力を利用するだけでよいので、抵抗がなくとも同罪が成立すると考えられます。
「性交等」とは、性交・口腔性交・肛門性交をいい、フェラは口腔性交にあたるので、VさんにフェラをさせようとしたAさんの行為には、監護者口腔性交未遂罪が成立すると考えられます。
監護者口腔性交罪の法定刑は5年以上20年以下の懲役で、未遂罪では刑が任意的に減免され、刑の長期と短期が半分になる可能性があります。
そして、今回の事例のVさんの陰部を触っていた行為については、監護者わいせつ罪が成立します。

この監護者性交等罪は、先日の刑法改正によって新設された犯罪です。
新設されたばかりですから、まだ前例の多くない刑事事件ということになります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所は、刑事事件専門の法律事務所ですから、このような前例の少ない刑事事件についても安心してご相談いただけます。
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警視庁多摩中央警察署までの初回接見費用:3万7,200円