神戸の強姦未遂事件で逮捕 早期釈放活動の弁護士

2016-08-08

神戸の強姦未遂事件で逮捕 早期釈放活動の弁護士

神戸市須磨区在住のAさん(20代男性)は、姦淫目的で知り合いの女性をAさんの自宅に連れ込んだところ、その被害者女性が悲鳴をあげたことから、近所の住民が警察に通報し、Aさんは強姦未遂罪の疑いで逮捕されました。
兵庫県警須磨警察署逮捕されたAさんは、警察官の取り調べに対して、被害者女性の合意があったとして強姦の事実を否認しています。
Aさんは、刑事事件に強い弁護士兵庫県警須磨警察署まで接見(面会)に来てもらうことを依頼し、事件の対応を相談することにしました。
(フィクションです)

1 強姦未遂罪とは

暴行または脅迫という手段によって、被害者女子の同意なく性交した者は、刑法に条文規定のある「強姦罪」に当たるとして、刑事処罰を受けます。
また、強姦罪には、未遂犯も処罰されるとする条文規定があります。

・刑法177条(強姦)
「暴行又は脅迫を用いて十三歳以上の女子を姦淫した者は、強姦の罪とし、三年以上の有期懲役に処する。十三歳未満の女子を姦淫した者も、同様とする。」

強姦罪における「暴行・脅迫」とは、「相手方の反抗を著しく困難にさせる程度」の暴行・脅迫があった場合に、強姦罪が成立します。
他方で、強姦の意図があったが性交まで至らなかった場合には強姦未遂罪が成立します。
そこで、どの程度まで加害者の着手があれば、強姦未遂罪が成立するのかが問題となるところ、刑事裁判の判例によると、女性を車内で姦淫する目的でダンプカーに連れ込んだ事例で、強姦未遂罪が認められています。
姦淫目的の暴行・脅迫の段階で「強姦に至る客観的な危険性」が存在すれば、強姦未遂罪の成立が認められると考えられます。

2 弁護活動のポイント

強姦未遂事件では、被疑者・被告人による強姦行為の着手にまで至っていない事情についての、弁護士による主張・立証活動が重要となります。
刑事弁護の依頼を受けた弁護士により、強姦行為が未だ着手されていなかった事情や、そもそも強姦目的ではなかった事情を主張・立証していくことで、不起訴処分や無罪判決の獲得を目指します。

弁護士の側より、強姦未遂の事実がないことを主張することで、早期釈放にも尽力いたします。
神戸市須磨区の強姦未遂事件でお困りの方は、刑事事件を専門に扱っている、あいち刑事事件総合法律事務所評判のいい弁護士にご相談ください。
(兵庫県警須磨警察署の初回接見費用:3万6100円)