八王子市の裁判員裁判で実刑判決 性犯罪事件で逮捕に弁護士

2017-02-19

八王子市の裁判員裁判で実刑判決 性犯罪事件で逮捕に弁護士

Aさんが受けた裁判員裁判の判決は、懲役5年の実刑判決でした。
罪名は、強制わいせつ致傷罪です。
裁判員裁判で厳罰化の傾向が見られることは、Aさんも弁護士から聞いていました。
そのため、実刑判決も覚悟していましたが、懲役5年は重すぎるのではと感じました。
Aさんは、警視庁南大沢警察署の警察官に逮捕された後、本当はやっていたにもかかわらず、否認を続けていたことを悔やみました。
(フィクションです)

~性犯罪事件に特にみられる厳罰化の傾向~

裁判員裁判は、司法試験に合格した裁判官だけでなく、一般市民である裁判員が刑事裁判に関わる点に特徴があります。
市民感覚を刑事裁判に取りいれるという触れ込みで始まったものですが、その結果、厳罰化の傾向が進んだようです。
特に性犯罪事件では、その傾向が顕著にみられます。
2009年5月21日から2012年3月末までのデータを見てみましょう。

裁判官だけで強姦致傷事件の刑事裁判を行った場合、5年を超える懲役刑の言い渡しは、53.8%にとどまりました。
一方、裁判員裁判では、5年を超える懲役刑が76.8%に上りました。
強制わいせつ致傷罪の場合は、裁判官だけで刑事裁判をすると、3年を超える懲役刑の言い渡しが33.1%でした。
しかし、裁判員裁判では、45%に上昇しました。
ちなみに、殺人事件や放火事件などの凶悪犯罪については、裁判官による場合と裁判員裁判による場合とで、量刑に大差が有りませんでした。

このように裁判員裁判では、特に性犯罪事件の被告人に対して、厳しい処遇を求める傾向があるようです。
この傾向は、厳罰化と理解することもできるでしょうが、これを量刑の適正化ととらえる向きもあるようです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所の弁護士は、厳罰化が進む裁判員裁判でも、被告人が不当に重い刑事処罰を受けないよう力を尽くします。
そのような弁護活動ができるのは、刑事事件を専門にし、他の弁護士と比し、圧倒的に多い刑事弁護の経験があるからです。
東京都八王子市で、性犯罪事件に強い弁護士に、裁判員裁判の弁護人を依頼したいと考えている方は、ぜひ一度ご相談ください。
初回無料法律相談のご予約や、警視庁南大沢警察署までの初回接見費用については、0120-631-881まで、ご連絡ください。